●(A43) 羈旅(旅の歌) きりょ(たびのうた) 〇よるなきくにかたまのうてな

 表題:羈旅(旅の歌)
 読み:きりょ(たびのうた)

 収録:(A)最新唱歌教科書 伴奏附 若狭萬次郎編 交響社 1928(S.3).4.13=初 ◎Copy=(K69)

 記譜:単声(伴奏付き) 変ホ長調 4/4

 インチピット:ソ|ドレミラ|ソミソ|ドミソレソ|ミ

 曲:アプト,フランツ・ヴィルヘルム(Abt, Franz Wilhelm)(1819-1885)[ドイツ]
 詞:犬童球渓

 ※羈=たづな
 ※旅の歌(253)と同曲


[詞] ※最新唱歌教科書より

1.夜なき國か玉の高楼(うてな) 寄せ來る浪か人の往來(ゆきき)
  これぞ御國に誇(ほこり)と 名だたる花の帝都(みやこ)
  今日しも踏み見ていとも樂し 馴れたる故郷(さと)を遠く離れ
  淋しき心胸に湧けど

2.掛けし繪巻(ゑまき)か山の姿 延(は)えし生絹(きぎぬ)か川の流れ
  これぞみ國の誇と 名を得し清き風景(ながめ)
  今日しも踏み見ていともうれし 馴れたる故里(さと)を遠く離れ
  淋しき心胸に湧けど


(C) Kyukei Kinenkan 2024